
また1つ、日本のモータースポーツ界は大事な宝物を失いました。
今シーズンから新たに始まったMoto2クラスに参戦していた富沢祥也選手が、5日に行なわれた第12戦サンマリノGPで決勝レース中に転倒。200km/h以上のスピードで後続の2台のマシンに轢かれる形となり、そのままリッチオーネ市内の病院に運ばれましたが、現地時間の14時20分(日本時間21時20分)に息を引き取りました。死因は「胸部、腹部、頭蓋骨の複雑骨折と出血多量」とのことです。
富沢選手は、今シーズンから始まった新カテゴリー「Moto2」クラスの初レースとなる開幕戦カタールGPにおいて歴史的な勝利を収めています。まだ、19歳の若さでした。
日本のロードレース界には、なぜこうも繰り返し悲劇が訪れるのでしょう・・・。あの悪夢の日々をようやく乗り越えようとしているのに・・・。
19年という短い人生を全開で駆け抜けた富沢祥也選手のご冥福を心からお祈りいたします。