おそらくこれでメディアも一段落し、暫くすればバンクーバーオリンピックの話題で持ちきりになるのでしょう。
個人的には今でも今回の件は、決してリコールになるような欠陥ではないと思っています。
このことに関しては国土交通省の担当者も認めています。
トヨタとしても、本来はリコールとして認めたくはなかったとも思いますが、もうこれ以上問題を広げたくないという理由から損失よりも事態の終息を選択したのでしょう。
今回の件で覚えておきたいのは、リコールと認定する(される)ケース以外に「改善対策」「サービスキャンペーン」というメーカーが安全上、致命的な欠陥があるわけではないが、自主的に改善しますといった制度があるということ。普通は、少しでも不具合があったかといってすぐにリコールにはならないということです。
また、自動車メーカーは、新型車として発売した後でもユーザーの意見などを参考に、少しでも自社製品(クルマ)が良いものになるために改良を重ねています。
さらに、マイナーチェンジや年次改良などと呼ばれている規模の大きい改良以外にも、不具合があるようなら細かい改良は常に重ねています。
発売されたばかりの新型車よりも発売されてから何年か経ったクルマのほうが、同じ車種であっても完成度が高い(故障しにくい)といわれるのはその為です。
そして、それらの目に見えない改善は通常、いちいち公表はしていません。
今回のプリウスの件もユーザーの声が上がった時点で、実際にトヨタ側も改良の措置をとっていました。
確かに今回のプリウスのブレーキの問題はトヨタがリコールとして申請したわけですから、トヨタ自身がリコールの対象になると判断したのでしょう。それは事実です。
しかし、どのメーカーもやっている目に見えない地道な改良作業を否定するような今回のメディアの報道姿勢は納得がいきません。
あたかもトヨタがリコール隠しをしていたかのような報道は、消費者を混乱させるだけの未熟な報道といえるでしょう。
昔からトヨタはメディアへの対応が悪いといわれていますが、果たして今回の件、アメリカでの騒ぎがなかったら日本のメディアはここまで執拗にトヨタを攻めていたでしょうか?
個人的には、トヨタというメーカーは決して好きではありませんが(一度もトヨタ車を買ったことはありません)、日本のメディアの姿勢には疑問を持たざるを得ません。
せいぜい次はバンクーバーオリンピックで視聴率を稼いでください。
【自動車全般の最新記事】

